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ケアマネから社会福祉士になるには?ソーシャルワーカーの違いとは?

福祉の資格「ケアマネージャー」通称ケアマネ

介護や福祉の仕事という共通点があるケアマネージャー(ケアマネ・介護支援専門員)と社会福祉士(ソーシャルワーカー)。

資格の内容も取り方も全く違いますが、同じ福祉系の仕事ということもあって、ケアマネージャーから社会福祉士を目指す人は少なくありません。

実務経験があるというメリットもあるので、機会があれば目指してみるのもよいでしょう。

逆に社会福祉士からケアマネージャーを目指す人もいます。

ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格取得に役立つ3つのポイント

ケアマネージャーと社会福祉士(ソーシャルワーカー)の違い

ケアマネージャーとソーシャルワーカーの違いとは?

ケアマネージャーと社会福祉士(ソーシャルワーカー)は、外目には似たようなことをやっていると思う人も少なくありません。

しかしながら、似たようなことでも実際にはかなり違うものです。

どちらも福祉関連の専門資格ということで混同されることが多いのですが、行う業務も資格の取得方法も全く違います。

具体的に違いをみてみましょう。

ケアマネージャー(介護支援専門員)とは?

社会福祉士 ケアマネージャー

ケアマネージャーは、いわゆる介護のプロであり、主にお年寄りの介護について立案、運用を行います。

資格の取得方法

医師や看護師、保険士など医療や福祉の法定資格を持ち、その仕事に従事した経験が5年以上、
または、福祉施設での相談援助業務の実務経験が5年以上、
もしくは要介護者の介護や介護者への介護指導の実務経験10年以上で受験資格が得られます。

国家資格ではなく、試験を実施するのは都道府県知事で、合格者は実務研修を受けてから資格取得ということになります。

仕事内容

ケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事内容は、要介護1以上の判定が出ている人のために必要なケアプランの作成を行います。

また、介護度がこれ以上進行しないようにしていくことが業務目的であり、場合によっては要介護度の軽減を図るためのケアプランの作成も見据えて動きます。

社会福祉士(ソーシャルワーカー)とは?

社会福祉士 ケアマネ 違い

一方、社会福祉士は介護のこともやりますが、児童福祉、障害者福祉などにも対応しています。

社会福祉士は主に社会で活動が出来るように手助けを行うのが主な仕事です。

そのため、介護が本格的に必要にならないようにするための介護予防の計画を作成することも仕事の一つになってきます。

また、それ以外にも独居高齢者等の健康な人へのサポートなども行うこともあります。

違いとは?

つまり、介護が必要にならないようにするための様々なサポートを行うのが社会福祉士です。

介護が本格的に必要な人が在宅で生活できるように、ケアプランの作成を主に行うのがケアマネージェーという分け方になっています。

ケアマネージャーと社会福祉士の共通点

ケアマネージャーとソーシャルワーカーの共通点とは?

このように明確な違いがあります。

ただ、予防のためかあるいは生活のためかという違いはあるものの、ケアプランの作成をどちらも行います。

そのため、似たようなものではないのかと考えてしまう人がいますが、実際には広く浅くの社会福祉士、一方、多少広くより深くのケアマネージャーというイメージになってきます。

介護保険制度については、ケアマネージャーがより詳しく知っていることになります。

ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格取得に役立つ3つのポイント

ケアマネージャー経験を活かして

ケアマネージャーの仕事をする30代女性

高齢化や介護保険のスタートによって注目度が高まったケアマネージャーですが、資格取得者は年々増えていることから、現在では資格を取っただけでは就職は難しい場合もあります。

介護福祉士と混同されることもありますが、国家資格である社会福祉士は、高齢者介護はもちろん、障害者福祉、児童福祉など、幅広い福祉にかかわることができる資格です。

難易度が高いうえに、受験資格として必要な実務経験も細かく規定されているため、誰もが受験できるものではありません。

ただし、ケアマネージャーは社会福祉士受験のための実務経験に含まれるため、ケアマネージャーの経験を生かして社会福祉士を目指すという方法もあります。

ケアマネージャーから社会福祉士になるには

介護施設ではいろいろな職業の人が働いています。

実務経験にはなりますが、ケアマネージャーの資格だけで社会福祉士の受験ができるわけではなく、一般養成施設などで専門的な勉強を行わなければなりません。

さらに国家試験に合格してようやく取得できる資格ですから、難易度は社会福祉士のほうが格段に高いといえるでしょう。

簡単に取れる資格ではありませんが、仕事の幅が大きく広がるため、チャレンジする人は多いです。

現在介護の仕事をしているのであれば、職場も社会福祉士の受験をサポートしてくれる場合もありますし、一般養成施設は通信教育などでも可能ですが、スクーリングもあることを考えると職場の理解は必要でしょう。