臨床発達心理士は相談業務を行っている場合が多いので、それを実務経験として社会福祉士を目指すという方法もあります。
社会福祉士になることで、より業務の幅を広げることができ、やりがいも感じることができるでしょう。
学歴や経験によって受験資格を得る方法などが違うので、確認してみてはいかがでしょうか。
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臨床発達心理士とは?
臨床発達心理士は、発達心理学を扱う心理職になります。
臨床心理士が主に大人に対する精神的なサポートを行うのに対して、臨床発達心理士は、子供から青年期にかけての年代の心理的なサポートが中心になります。
とはいえ、この点は明確に分かれているわけではなく、臨床心理士が子どものケアをすることもありますし逆に臨床発達心理士が大人に対応することも珍しくありません。
扱うことが多いケースとしては、臨床発達心理士の場合は不登校の児童や、多動児、虐待を受けた子どもや発達障害をもつ子供のケアなどが中心になります。
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臨床発達心理士の資格の取得方法
臨床発達心理士の資格は、臨床発達心理士認定運営機構の試験に合格することで得ることができます。
ただし、この試験の受験資格として発達心理学隣接諸科学の修士課程を修了しており、大学院または資格認定委員会によって開催される指定科目取得講習会で、5つの指定科目であるすべての単位を取得していることが求められます。
さらに、臨床実習の経験が200時間以上で、申請書類と同時に実習報告書や事例報告書を提出しなければなりません。
試験は書類審査と筆記審査を一次審査として行い、それに合格すれば二次審査として口述審査に進むことができます。
臨床発達心理士から社会福祉士になるには?
臨床発達心理士の活躍の場としては、児童相談所や養護学校などがあります。
これらの施設でどのような職務を担っていたかにもよりますが、児童相談所の相談員や児童指導員として働いていた場合は、社会福祉士へのステップアップを考えてみてもいいかもしれません。
社会福祉士は、子供だけでなく、障害者や高齢者など福祉を必要とする人たちを幅広くサポートする仕事です。
資格取得のためは実務経験を必要とする場合もあるのですが、児童指導員や相談員はそれらの実務経験に含まれます。
こうした実務経験があっても、受験勉強は必要ですし、国家試験に受からないと資格取得はできませんが、一般養成講座でも実習が免除になるため、チャレンジしやすいのは確かでしょう。
社会福祉士の資格試験で必要となる実務経験はかなり細かく規定されているので、自分の経験が該当するのかの確認は必要です
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