第19回社会福祉士試験を受験し合格。
学習期間は、福祉系4年制大学在学中、受験対策講座は2年間受講。
社会福祉士受験の勉強方法
私の勉強方法は、過去問を解きながら不正解のところはワークブッ クを活用して問いと答えを関係付けて理解していきます。
学習のよかった点
学習の中心となる考え方として「人間がリアルな世界でとりくんできたこと」という思考で学びを深めました。
社会福祉の世界的な歴史については、まず第一にすぐそばにいる人を助けたい、そして取り巻く集団を助け、地域を救うというようなこと。
そして社会福祉3法については、戦争に絡めて考えると理解しやすいです。
戦争によって貧困となってしまった人に対する生活保護法、戦争孤児を助ける児童福祉法、戦争に行って国のために戦った傷痍軍人を助ける身体障害者福祉法というように時代背景を考えストーリー立てることで理解することが役に立ちました。
社会福祉士を取得して相談援助を行うにあたって、相談者の背景を膨らませる力が必要になるため、時代背景や当時の現状を踏まえて、その当時の福祉人がどう感じたからそのような行動に至ったという、ある意味想像力を豊かに捉えると良いと思います。
友人と一緒に勉強するのはよくなかった
友人とする試験勉強だと思います。
追いつけ追い越せという邪念が生まれたり、無駄に焦ることが増えてしまう可能性があります。
また、自分が理解していて教える分にはいいのですが、それに時間を割いてしまい、学習を進められないこともありますので、友人と一緒に学習する場合は自分の得意な教科に取り組むことがいいと思います。
もし苦手な教科をやっていて、友人と雑談をしてしまい、理解を深めるタイミングを失ってしまっては苦手科目を攻略できないですよね。
私の学習方法はこんな人に向いている
想像力豊かというか、妄想が趣味くらいの人に向いていると思います。
アテレコ遊びが好きとか、あの人あんなこと考えてるんじゃないの?って考えちゃう人は、その場の状況や表情で見立てを立てられる人だと思います。
ということは、学習の面でも、リッチモンドはなぜケースワークの母なのか、セツルメントや石井十次などの歴史人物や出来事が流れとして理解できると思います。
暗記だとは思いますが、暗記というより「流れ」を含んで理解をしていくと良い学習になり、後々の相談支援にもその論理立てや支援の根拠にもつながってくると思います。
なにより、事例問題に対して背景を考えどういう支援が必要なのかがよく見えてきます。私は事例問題がとても得意でした。
おすすめの参考書
過去問集とワークブックがあれば、あとは学習のスタイルに応じた参考書を活用すれば良いと思います。あとは身近に社会福祉士がいれば聞くことを勧めます。
受験生に向けたメッセージ
私が受験した時に比べて、科目数も増えたり制度も改正されていたりと学習量はとても多いと思います。
ですが、社会福祉士の勉強は、「人が人を幸せにするために行動してきたこと」であると捉えて、難しい言葉も噛み砕いて理解するように学習をしてください。
その学びは決して無駄ではなく、人生の糧になりますので、体に気をつけて学びましょう。そしていつか福祉について語り合いましょう。