第27回社会福祉士試験を受験し合格。学習期間は、受験日の5か月前から。
合格には地道な積み重ねが一番の近道です。わたしの受験体験から感じた勉強方法や社会福祉士試験の難易度をお教えします。
社会福祉士の資格取得するための学習方法
大学生の時から、社会人になった今までずっと落ち続けていた私ですが、確信をもって言えるのは過去問をやってこそ!だということ。
直近の5年分ほどがいいと思います。
あまり遠い過去問をしてしまうと、どうしてもその間に法律や制度が変わっていまうものもあるので、もしかすると間違ったことを勉強してしまうからです。
また、過去問をこなすことによって、どういった問題が出題されているのか傾向がわかってきますし、それを繰り返すことによって知識となって身につくと思います。
学習のよかった点
社会福祉士の国家試験の範囲はどうしても広いので、何からすればいいのかわからないまま勉強を始め、何度も失敗してきました。
そこで、過去問をしっかりする!という目標をもって、試験までに余裕をもって地道に勉強を重ねたことが合格の秘訣だったと思います。
確かに範囲は広いですが、勉強すれば間違いなく合格できる試験だと思います。難易度が高すぎることはありません。
仕事が終わって詰め込みで勉強するのではなく、例えば通勤中に、例えば休憩時間に少しでもいいから過去問を解いたことが、振り返れば大きなものになったと思います。
よくなかった学習・反省していること
受験に失敗する人にありがちなことですが、受験日までなかなか勉強を始めることができず、気が付けば試験日だったという経験があると思います。
また、参考書を買っただけで勉強した気になった人も多いと思います。
このような経験を経て私が反省していることは、万里の道も一歩から!地道な積み重ねこそが合格への近道です。
この期間までにこれをやるという目標をもって計画的に勉強していくことが大事だと思います。
社会福祉士試験の難易度
150点満点の試験を、150点取る必要はありません。
合格ラインをみると90点取れればほぼ合格できる試験です。
過去問だけをして、本当に合格できるの?と不安になるかもしれません。
逆にいうとひとつひとつの制度を具体的に勉強してしまうと、途方もない作業になってしまいます。
絶対に合格したい、でも勉強する時間がない!という方は、過去問を解く、間違ったところを勉強する、それをまた解く、の繰り返しを火道に重ねれば、必ず合格できると思います。
おすすめの参考書
具体的な参考書の名前まではあげませんが、やはり中央法規の本が一番だと思います。
さらにいうと中央法規から出ている過去問題集。過去三年ほどあり、解説もついているので、おすすめです。
受験生に向けたメッセージ
社会福祉士になるためには色々なルートがありますが、結局は学校に通って試験に受かる、この作業が必要になってきます。
そこで今学生、あるいは教育を受けている方に言っておきたいのは、社会福祉士は現役で受けることがそれだけで有利になる、ということです。
どうしても社会人になってしまうと勉強をする時間というのが限られてしまいますし、範囲も広いため学生で学んだことをどんどん忘れてしまう、するとどんどん不利になっていく。
なので絶対に一発で合格できるようにしてほしいです。
そして、今回何度目かの試験を受ける方、年末年始が近づく、つまり試験日が近づくのが憂鬱になっていませんか?
みんなが楽しく忘年会や新年会をしているのについつい流されてしまうかもしれませんが、一年だけ我慢してください。
受験料も毎年馬鹿にならない金額になります。
私は社会人になっても何度か試験に落ちました。試験が近づくたびにつらい思いをしました。
でも、晴れて合格した時の感動、名刺に「社会福祉士」の資格がのった時の感動は今でも忘れられません。
社会福祉は対人援助の専門職です。そのためには知識が必要で、資格はひとつの武器になります。
今年こそは絶対に合格してください。