福祉系大学を卒業した人が社会福祉士になるには、大学でどのような科目を履修したかによって、いくつかの方法が考えられます。
福祉系大学で指定科目を履修して卒業
福祉系大学で基礎科目を履修して卒業
一般大学(福祉系以外)を卒業 →詳細
いずれにしても、社会福祉士国家試験の受験資格を取得した後、国家試験に合格することで社会福祉士の資格取得できます。
福祉系大学で指定科目を履修してを卒業
福祉系大学で指定科目を履修している人は、社会福祉士国家試験の受験資格があります。
【指定科目】
社会福祉士に関する科目を定める省令(平成20年文部科学省令・厚生労働省令第3号)
- 人体の構造と機能及び疾病、心理学理論と心理的支援、社会理論と社会システム のうち1科目
- 現代社会と福祉
- 社会調査の基礎
- 相談援助の基盤と専門職
- 相談援助の理論と方法
- 地域福祉の理論と方法
- 福祉行財政と福祉計画
- 福祉サービスの組織と経営
- 社会保障
- 高齢者に対する支援と介護保険制度
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 就労支援サービス、権利擁護と成年後見制度、更生保護制度 のうち1科目
- 相談援助演習
- 相談援助実習指導
- 相談援助実習
福祉系大学で基礎科目を履修してを卒業
短期養成施設
福祉系大学で基礎科目を履修して卒業した人は、社会福祉士の短期養成施設(6ヶ月以上)を修了することで、社会福祉士の受験資格を取得することができます。
【基礎科目】
社会福祉に関する科目を定める省令(平成20年文部科学省令・厚生労働省令第3号)
- 人体の構造と機能及び疾病、心理学理論と心理的支援、社会理論と社会システム のうち1科目
- 社会調査の基礎
- 相談援助の基盤と専門職
- 福祉行財政と福祉計画
- 福祉サービスの組織と経営
- 社会保障
- 高齢者に対する支援と介護保険制度
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 就労支援サービス、権利擁護と成年後見制度、更生保護制度 のうち1科目
福祉系通信制大学
福祉系通信制大学に編入学する方法もあります。
福祉系通信制大学では、卒業と同時に社会福祉士試験の受験資格を取得。
4年生に編入学すれば最短1年で受験資格を取得できます。
また、通信制大学では自宅で学習したり、ネット授業もしくはスクーリングで単位を取得して、卒業と受験資格の取得を目指すことになります。
社会福祉士国家試験に向けた対策講座を実施している大学もあり。働きながら社会福祉士を目指す社会人にお薦め。
(私のイチオシ:日本福祉大学)
*ただし、大学によっては4年生への編入学を募集していなこともあります。
*また、編入学する際に、前大学で取得した単位が一定数認定されます。何単位認定されるかは大学により異なります。単位認定数一覧
通信制大学卒業して、社会福祉士・精神保健福祉士取得して、1年半ぶりに就労支援の相談に戻ってきたら、見える広さが違いすぎる。やっぱり勉強大事だよ。違いすぎてやばいよ。
— 佐藤(旧姓はれぶた) (@potate0023) May 22, 2020