社会福祉士になるために大学や一般養成施設で学ぶ際には、座学だけではなく実習も課程に含まれています。
しかし、その実習免除になるケースもあるので、確認しておくとよいでしょう。
社会福祉士になるための実習
社会福祉士になるにはいろいろなルートがありますが、基本的にはどのルートも社会福祉士として必要な知識について講義を受けたうえで、実際の現場での経験を積むことが必要になります。
一般の大学から社会福祉士を目指す場合は一般養成施設に入りますが、その施設においても通信教育や夜間通学に加えて実習はありますし、卒業だけで国家試験の受験資格が得られる福祉系の4年制大学でも実習は行われます。
つまり、いずれのルートで受験資格をえるにしても、実習は設けられているということになります。
実習が免除になるケースとは?
ただし、この実習が免除になるケースもあります。これは厚生労働省が定める種別の施設で、一定の職務経験があると認められる場合です。
社会福祉士を目指すうえでの実務経験と認められる職種の実務経験ということになりますが、規定が細かいので自分が免除の対象になるかどうかは事前に確認しておいたほうがよいでしょう。
例えば看護師の資格があるからといって必ずしも免除になるわけではなく、相談業務を行っていないと対象とはならないので注意が必要です。
同様に、勤務していた施設が介護施設など福祉系のところであっても、相談業務を行っていないと認められません。
詳細は公益財団法人社会福祉振興・試験センター公式サイトを確認してください。http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/s_11.html
実習免除になることでメリットも!
実習があるかないかは、拘束時間が大きく異なるため事前にしっかり確認しておきたいポイントです。
特に仕事をしながら通信制大学等で社会福祉士を目指すという場合は、入学してから自分の経験で実習が免除にならないとなると、実習のためにまとまった休みをとる必要があるので、切実な問題になります。
実習が免除されることによって、時間的な拘束がすくなくなるというメリットだけでなく、実習費が不要になる場合があるというのもうれしいポイントでしょう。
実習費は社会福祉士養成施設にもよりますが、実習を履修することで数万円というところが多く、それが不要になるというのは見逃せません。
⇒社会福祉士の資格取得できる通信制大学の学費一覧+実習免許の場合はいくら安くなるのか徹底比較。
ただし学校によっては実習費は学費に組み込まれていて免除になっても金額は変わらないというところもあります。
また、注意する点としては、実習が免除になったからといって、そのぶんの単位がもらえるわけではありません。
卒業に必要な単位は、それ以外の講義などで補う必要があります。
実習が免除になってそのぶんの単位がもらえなかったために、単位が足りなくて卒業できなかった、ということにならないように注意しましょう。
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