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特別養護老人ホームの社会福祉士
福祉系の専門学校卒業。特別養護老人ホームに入社1年目の新人です。
社会福祉士と精神保健福祉士の資格をもっていますが、今は介護の仕事をしています。
(22歳 女性)
仕事内容
地域に密着した特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)で働いています。その中で私の担当は、認知症の高齢者の方が共同生活をするグループホームです。
1年目ということもあり、利用者さんの介助業務をしながら、介護全体のことを学んでいるところです。社会福祉士の資格を持っていても、入社して数年は介護の現場を手伝うことはよくあります。相談業務だけしていたい、では勤まりません。
ときどき、生活相談の場に同席させてもらうことがあります。「利用者さん一人ひとりが自分の思いを大切に幸せな時間を過ごしていただきたい」という考えを持ってじっくりお話を聞いています。
専門学校では、社会福祉と精神保健福祉の両分野を学んだので、高齢者や認知症の方だけでなく、うつ病など精神障がいのある方も幅広く対応できているので本気で勉強してよかったです。
先輩の仕事を見ながら、実務経験を積んで、早く一人前の社会福祉士になりたいと思っています。
特別養護老人ホームに勤務する社会福祉士の集まりで、「最後はお金があるかどうかが大事。お金があれば、何とかできる」という結論に至りました。
「最後は社会保障や社会福祉があるから安心」と言えない専門職が悲しいです。#社会福祉士— 介護とお金の学校 (@79235ydUPWJFsV3) April 29, 2022
⇒社会福祉士の需要 | 2025年問題でソーシャルワーカーのニーズ拡大
介護老人保健施設と老人福祉施設の違い
介護の需要が高まって介護関連の施設や、サービスも増えてきています。介護関連のサービスや施設が多いと、その違いが判らない方も多いのではないでしょうか。
介護老人保健施設とは
介護老人保健施設とは、介護保険法に基づいて設置された施設のことです。設備や必要な医療に関しては介護保険にて給付されることになっています。
介護老人保健施設の利用対象者は、入院する必要まではなくてもリハビリや介護、看護を必要とする状況にある高齢者になります。介護老人保健施設には設備や人員に基準があるため、それを満たす設備、人員を確保しなくてはいけません。
介護老人保健施設には100名に対して常勤医師1名を設けること、看護職員も9名、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といった専門資格を持つスタッフが在籍していることが条件とされています。
基本的に介護老人保健施設は家庭での介護や療養がメインとなりますので、症状が安定してきてある程度自分で日常のことができるようになれば、施設から自宅に戻されます。
介護老人福祉施設とは
介護老人福祉施設は老人福祉法に基づいて認定された特別養護老人ホームのことです。その運営は社会福祉法人や自治体となります。
介護老人福祉施設の入居対象者は、満65歳以上であり、常時介護が必要となり在宅による介護が難しくなった要介護者になります。
最期まで入居することが可能であり、常時介護が必要であること、入居してから最期まで過ごすことができることから一人当たりの入居期間が長引きがちです。
しかも、保険が適用されますので利用料金も安いことから、需要も高く空き待ちのところも多くあるようです。
自治体によっては何年以上も空き待ちが続くこともあり、必要な介護を受けられず困っている高齢者の方も少なくないのです。
それなので、入居申請をしたからといってすぐに入居できるとは限らず、その間に在宅介護が困難になってしまって、有料老人ホームに入居される方もいらっしゃいます。
両施設の違いについて
介護老人保健施設と介護老人福祉施設はどちらも要介護認定を受けた高齢者の方が利用できる施設になります。
その違いは最期まで過ごすことができるかどうかという点にあります。
介護老人保健施設は自宅に戻ることを前提としてリハビリなどの必要な支援を行うのに対して、介護老人福祉施設は最期まで面倒を見てくれます。
介護老人福祉施設の方が入居期間が長いので、介護老人保健施設の方が入居しやすいです。
デイサービスについて
みなさんは、デイサービスのこと、ご存知ですか?
現代、デイサービスの施設が少なく利用したくても利用できない方が多くいます。
自治体や市の対応の不十分によって経済的に利用したくてもできず、生活困難になって孤独死などになる場合が多くあります。
デイサービスは介護など必要としてる福祉サービスの1つです。
また日帰りで施設に通い、食事や入浴など日常生活上の介護や機能訓練等を受けることのできる、サービスです。
主に、リハビリ施設が多くあります。
デイサービスの種類
・老人福祉施設老人デイサービス
・児童ディーサービス
・地域活動支援センター(障害者ディーサービス)
・放課後等ディーサービス
が、あります。
ディーサービスの対象者・利用条件は、要支援1以上、要介護1以上です。
すべて負担割合が1割の場合。
負担割合が2割の人の場合は、それぞれ2倍の金額が自己負担額となります。
認定は要支援1・2、要介護1~5によって通所型のサービスのこともあり、利用者にとってのメリット・デミリットの差が大きくあります。
利用する際は、利用したいサービス内容を、ケアマネジャーに相談する事が大切です。
要介護、要支援の事を、しっかり理解しておくほうがお得です。
デイサービスとは
デイーサービスは通所介護のことです。
施設に入所せず、昼間に日帰りで利用できる通所介護サービスのことです。
施設に通い、さまざまな、訓練、食事や入浴などといった生活援助サービスを受けることが できるサービスです。
費用・料金の目安
個々の病状や、要支援・要介護の認定によって異なります。利用する際は施設との相談が必要です。